パラボラアンテナ

Aqous中心のブログっぽいなにか

ご来場ありがとうございました。

定期演奏会を終えました。


ご来場いただきましたオタクの皆様方、本当にありがとうございます。

推しメン、または推し楽器は見つかりましたでしょうか??
私の楽器の音は判別できましたか??(悪い意味で難易度が高い

普段はFaceb◯okに投稿する民ですが、今回は多くのオタクに足を運んでいただき、やはりオタクブログしかないなと思った次第です。

 


さて、吹奏楽等の経験者はご存知かもしれませんが、演奏会に来てくださる友人って非常に貴重なんです。

吹奏楽関係者でなければ、ほとんど来る人はいないと言っても過言ではありません。

貴重なお休みの日にスケジュールを確保し、チケットを買い、決して近くない会場まで足を運び、そしてクラシックを聴く……
悪いオタクが女性声優が出演する案件であっても、チケあるけどダルいからイベント干すわwwwwとかいうこのご時世、本当にエネルギーが必要です。
一般の人においては在宅が基本でしょう。

それ故に、聴きに来ていただけるということは本当に感謝の絶えぬことなのです。

 

音楽は必ずしも聴衆を必要としない、など尖ったこと言っとけ精神のある私ではありますが、
演奏会はお客様なしに成立しません。


そして我々楽団の活動がこうして活動を続けられるのもやはり演奏を聴きに来てくださる方々がいるからこそなのです。

勿論演奏者側のやるべきことは常に同じで、そのときにできる最良の演奏をすること、そしてそれに向けて練習を妥協なく積み重ねることです。
しかし、多くの人にとってたくさんの人に聞いてもらえることはモチベーションに繋がりますし、あるいは誰かに必要としてもらえることで演奏や活動の幅が広がることもあります。
ご支持いただくことは、活動の継続や知名度を得ることに繋がり、様々な技術や知識の蓄積、団員の増加をもたらします。
そして少しずつ、以前は手が届かなかった自分たちのやりたいことに近づけるのです。

 


「時の色」、と私のお世話になった先生はピアニストの言葉を引用していました。
作品自体が持つ力は言い尽くせぬチカラを持っているにせよ、特にアマチュアの技術なんてタカが知れています。
聴きに来てくれた人を感動させようというのは、つまるところ自分の力で他人の心を動かしてやろうということでもあり、誰かに対して傲慢なことではなかろうかと思うわけです。

しかしそれでも何か、聴いていただくのであればせめて日常にはない時間になれば良いと願っています。
生きていると日々、様々なことがあります。沢山のことが沢山の感情と結びついて記憶に残ります。
幸せな記憶、辛い記憶、暖かい記憶、冷たい記憶……心の中に残る多くの出来事には幾つかの色のイメージついているかもしれません。
皆様がこの先ふと今回の演奏会を思い出してくださったとき、記憶の中のその時間が、日常とは少し違う色になっていればそれほど嬉しいことはありません。


そんな僅かな変化が、もし友人にあれば演奏会として非常に意味があったのではないかと思えます。

 


ふと考えみると演奏会に来てくれる友人が、社会人になって勤め先以外にできるなんて数年前には全く想像していませんでした。

当時はネットで生まれる人間関係なんていかがわしいくらいに思っていたし、リアルの人間関係に発展するなんてあり得ないと思っていたからこその汎用性に欠けるユーザー名を設定しました。


それが今では、LINE等で連絡を取ったり、お酒を飲んだり、そして今回のように''リアル''の自分の根幹に等しい機会で接点を持っていただけるほどに親しくさせてもらっています(演奏会来てくれる人は全員マブダチの法則)。

本当にありがたく驚くべきことだと思っています。


こうしたお誘いができる友人に、私が何より好きな音楽を聴いてもらいたかったというのが今回演奏会のお話をさせていただいた1つの大きな理由です。

クラシックといえどオーケストラと比べると圧倒的に馴染みのない曲ばかりでしょうし、
現代音楽作品も少なくないので、本当に分かりにくい曲も幾つかあったと思います。

旋律やいわゆるビート、或いは調性さえ存在しない響きもありました。曲も20分overや40分に及ぶものなど集中して聴くのは相当に大変です。ある程度演奏会に慣れてる人でも、やや大変なボリュームでした。

それでも最後までお付き合いいただけたことを大変嬉しく思います。


演奏自体がそもそもお聴き苦しいところも沢山あったかと思います。
それでも、どこか一瞬でも、こういう音楽も悪くないと思ってもらえればと願っておりました。

 


70人が1つの団体で毎週集まって練習して、演奏会をやるのは、自分で言うのも変な話ですが結構なことです。

練習に参加してゴールではありませんし、これだけの人数ですから一枚岩でもなけば、技術的にも中には凄まじく上手い人もいれば、コイツマジであかんやろ。みたいな人がいるのも事実です。

かなりちゃんとした楽団ではあるのですが、それでも純度が高いとは言えません。
クラシックに(基本的にはですが)言葉はありません。気持ちを音で伝えられる、なんて甘い話はそうありません。


ただ、趣味と括られる活動であっても妥協ができない人たちがいるのも確かなことで、そこにはアマチュアなりの強がりがあります。

音楽そのものだけではなく、演奏することへの必死さといいますか、或いは愛といいますか、そんな感情の欠片が僅かでも飛んでいればそれもまた大切なことかもしれません。

 


先ほど聴いていただくのになかなかのボリュームであったとお話しましたが、
奏者にとっても今回のプログラムはマジで意味分からん重さでした。
変拍子とテンポの変化が凄まじく、臨時記号も大量にある交響曲で散々精神力と集中力を削った後に、
物理的に重量感のあった2部の曲をやると流石に絞りきった心地になります。


終演後は若干ふらふらして、これ身体が求めてるのは何だ???ってなりました。
正解は冷たいビールでした。


来年も全身が欲するビールを飲むためにも頑張ります。
是非お時間が許せば、またよろしくお願いいたします。


重ねてではありますが、この度はご来場本当にありがとうございました。