パラボラアンテナ

Aqous中心のブログっぽいなにか

Aqours 素晴らしき2期の楽曲

遂にWATER BLUE NEW WORLDとWONDERFUL STORISESのCDが発売されました。

サンシャイン!!2期を彩った曲たちが全てFull解禁となったということで、
浅く、薄い、私の感想をつらつらと書いていこうかと思います。
ざーーーーっと書いたので要検討事項もあればどこか修正するかもしれないのですが許してください!!
 
あと最大の注意事項ですが、私は死ぬほど音痴です。音高に関わる情報はそんなに期待しないくださいね!(正気か???
 
個人が思った「感想」なので、基本的に以上でも以下でもありません。
オタクの戯言にどうかお付き合いくださいませ。
 
 
 
 
 
冒頭が凄い。
オープニングの頭ということで青ジャンと同様に、しかしタイプの違う印象的な幕開けになっています。
光が広がるようにどこか荘厳だけど、キャッチーさは失われない…そんな作りです。
まず耳に入るのはウインドチャイム、これに合わせてシンセの音も上昇していきます。これがオープニングの映像と合わさって光が広がるイメージになっているのでしょう。
さらにその後、メロディに合わせてグロッケンとヴァイオリンが重ねられ、これが上品な煌びやかさに繋がっていますが、グロッケンからヴァイオリンへと音の主体が移っています。音量のピークがアタックの瞬間になる鍵盤楽器から、ピークを持続させられる弦楽器に変わることで、高音楽器の音色による光のイメージをそのままに効果が強まっています。点が線に、という感じでしょうか。力点ではチューブラベルが入り荘厳さも醸し出されます。
また、この曲は決まった音程を段階的に踏むのではなく、シームレスに上昇する電子音が何度も使われているのが特徴です。まるで我々のテンションの動きであったり、近未来的な印象を与えたりと独特の効果を感じます。(オンド・マルトノみたい)
伝わらない話ダメ絶対(暇な人はググってください
生ではないかと思われますがブラスの音もバッキングとして音楽を締めていますね。
あと楽器とボーカルの重ね方も面白くて、インストがボーカルラインをなぞるときは基本的にフレーズ終わりで、次々と曲の山場を生み出しています。
最後のサビは今までになく沢山の音が重ねられてわけわからないことになっていて、最高にテンションがアガりますね(語彙力)。ここまでやってボーカルを殺さず、音も濁らないのわりと意味がわかりません。
(ちなみに私的には2:52あたりで聴こえる高い回転音みたいは電子音と3:29で聴こえる青ジャンのときの信号音がエモポイントです)
 
 
 
 
めっちゃ好きです
Twitterでもわりと語ったので重複します。
最初から個人的なエモポイントを言うとやっぱりAメロ後半に入るテンプルブロックですね。
クラシックの現代音楽だとわりと聴くあれです。ドラムセットだとジャズ黎明期に録音環境の都合で使われたらしいですね。今はたまに攻めた感じのバンドとかが使ってるだとか(この辺私より詳しい人わんさかいそう)。
サビの「負けないで」の後のストリングス、中音域がニクいですね。この曲は比較的インストが薄いところも多いので、このストリングス隊の中低音がところどころで音に穏やかな深みを生んでいます。
さて、この曲の魅力は個人的にはドラムだと思っています。「夢は消えない」のところでやってる2拍3連(なまってる?付点8分×2+8分?)の動きが奇数的なリズムとして非常に強い印象を与えています。
私の趣味で言うと4分音符の強拍が続く部分が多く、まるでマーチのように前へ前へと進んでいく印象です。歌詞の「何度だって追いかけようよ」という言葉と合わさり、Aqoursの力強さがよく表れていると思っています。
「こころが求める〜」のパートでは冒頭のピアノが一瞬顔を出すのも素敵です。
 
 
 
3.MY舞☆TONIGHT
 
実質箏と尺八の二重協奏曲
冒頭の打楽器も羯鼓、ウインドチャイムも狭い音域で往復することで神楽鈴をイメージしたような鳴らし方になっています。更にその後グロッケンとコントラバスが加わることでまさに和洋折衷な音を生み出します。
Aメロ裏ではハープが8分音符で動きながらそこに装飾として箏が入ること(箏だけに)で日本とヨーロッパの琴が組み合わさってますね。
EFFYさんはピアノをイメージしながら箏の譜面を書いたのでしょうか。そんな印象を受けます。
また、サビは所謂三三七拍子になっており、これは「さくらさくら」や「靴が鳴る」といった民謡や童謡でみられるリズムで、メロディそのものも日本的な要素が意識されているといえます。
アニメでは1年生と3年生の関係がクローズアップされましたが、和と洋は花丸と善子、鞠莉さんとダイヤさん的でもあり、
ひいてはこの話のテーマであろう9人でいること、1人1人違うメンバーだから奏でられるメロディ、物語があるということ、を感じています。
個人的なエモポイントは落ちサビ前とその後サビワンフレーズ終わってから入るギターのグリッサンドです。The鞠莉さん。
 
 
 
4.MIRACLE WAVE
 
緊張と爆発の曲です。
ダンスの要素ありきの作品のためか曲の作りが他のものとは違う印象を受けます。
まず冒頭のギターのハーモニクス。不協和音も鳴ってます。これが最初の緊張です。
不協和音というと悪いイメージを持っている方も多いかと思いますが、これもまた特殊な響きを持つ1つの和音です。
必ずしもこれは不快感を生むのではなく、神秘的な響き、緊張感、不安定さ、様々な働きをします。
今回の場合はアップテンポなビートに突如不協和音が長い音価で現れることで、
曲に対して聴き手を引き付ける他に、そこにストレスがかかります。
重いものを押してそこにストレスかけて、最大摩擦力を超えその物が動いたとき、普通に動かしたときより達成感ありませんか?そんな感じですね(伝わらない
或いは息をしばらく止めたあとの呼吸でしょうか。独特の開放感がありますね。
そして、この爆発の後からメロディが始まる作りになっています。
 
さてこの曲の最大の特徴は1番のサビ前でしょう。
音価が長くなり、一気に音量が抑えられ、聴き手神経は緊張感を持って音なきソリストに向けられます。
波を起こす風を彷彿とさせるシンセに導かれギターが祝福の鐘を鳴らします。成功への祝福だけではなく、貴女が選んだその道は正しい、と告げる正解音のようでもあります。この音を踏まえて曲はサビに入り、そういう意味では未来へ繋がる音かもしれません。
曲においてインストは、メロディと一体になって、その曲の背景や顔を作るのですが、
この部分に関しては、ソリストである千歌ちゃんに対して音が客体的に働くという、ある種線を一つ引いたような関係になっているのが個人的にとても面白いと思っています。
そういえば冒頭といいギターが重要な役目を果たしている曲ですね。また、この曲は他の曲と比べても高音域のシンセが重ねられていて、基本的に聴き手を常にハイテンションに保つ音作りがされています。
何度か全パートが休符になるところもあり、これもまた音が途切れることで、曲に緊張と爆発を生んでいると思われます。
 
 
 
5.Awaken the power
 
ドラムの音色が面白い曲という印象です。
この音は皮のヘッドを用いて、緩めに張ればいいんでしょうか?強く深い音にしつつも、鳴りすぎない響きです。
2番では1番になかったパートが挿入されています。この構成はSaint Snowの得意技ですね。
ラストにはシンセでオルガンのような音が入ったり、おそらくティンパニと思われる音が入っています。4:25あたりのロールも良い仕事をしてますね。導入部はストリングスを使ったりすることで、ラストと同様にシンフォニックな雰囲気を出しています。「がんばるって」からのパートのシンセはブラスっぽくて好きです。
この曲は他の特徴としては、サビとかで顕著なのですが、メロディをなぞらないパートが短い単位で執拗に反復した動きをしています。ドラムやギターも短いパターンを複数セットやってる場面が多いです。
まぁこんなめんどくさいこと言わなくても冒頭部分のストリングスを聴いてのとおりですね()
ともかく、この反復こそが我々に一定のビート感とノリを与えて、ライブに向いた曲という印象になるのかもしれません。
 
 
 
6.WATER BLUE NEW WORLD
 
冒頭は宇宙でしょうか。
ピアノがメロディを奏でるなか、
裏拍から中音域の電子音の鼓動、
サスシンをきっかけにビート感がアップします。
テンションを抑圧して期待を溜めるようなビートの粒と、新たな目覚めの胎動の印象を受ける高音のシグナルが印象的です。
また、ここからストリングスのベースが入ります。この曲において倉内さんはバンド楽器が鳴っている様々なシーンにストリングスで大きな背景を作り、作品の世界観をより強固にするシンフォニックな厚みを生んでいます。
サスシン前の中音域電子音とサスシン後の高音域電子音は、音の最後があえてガサつく音色にすることで、映画のようなドラマチックな音になっています。私はここに宇宙にいるようなイメージを持ちました。
この後はギターやドラムが入り、バンド楽器が前面に出てきます。このパートの直前のヴァイオリンのトレモロが絶妙ですね。
ここからハンドベルのような高い金属的な音が入ってくるのですが、エフェクトがかけられているようで、輪郭のある星とその周りの光のようなカタチになっています。
「ずっとここにいたいと」からのパートでは、非常に特徴的な広がりのある音が入ります。これについては佐伯さんご本人が加工したサイン波(シンセ)というお話をされていました。
まるでこの音色はヴィブラフォンを柔らかいマレットで叩いたような美しい音で、
アタックは最初の音が1番強く、その後は徐々にぼやけて音自体も曲に溶けていき、まるで水紋を見ているかの如くです。同時にパンフルートのような、高地を彷彿とさせる音色でもあります。
このパートは後半からドラムがライドシンバルが前面に出てくることで、サビに向けた浮遊感が生まれます。
更にそこからクラッシュシンバルへと変わり小さな爆発を繰り返しつつ、一瞬の静止を挟みサビへと入ります。
サビ前の特徴として、ギターが力強く引っ張りながらも、それに絡み間を速いパッセージで動くストリングスが次へのダイブ感に繋がっている印象です。
サビ転調前はバンド楽器にピアノとストリングスが使われています。ピアノでメロディに厚みを与えつつ装飾し、ギターとストリングスはフレーズを長くとる動きで(たまに他の動きもしてますが)サビの壮大さを生んでいます。
そこから高音の電子音が光の粒のように上昇し、そして転調します。その後は光の線のような高音の電子音と、転調前より主張するピアノ、グロッケンのような鍵盤音も加わり、更に高音部のシンセが重ねられることで、
転調で音を上げるよりも、より一層強い輝きのイメージに繋がっています。
2番は1番に比べインストはよりクラシカルでメロディアスなイメージでしょうか。アニメの映像もあって神秘的な黒の背景に、様々な光が点灯したり駆けていくイメージなのですが、この基本的な色彩感を失わずに1番と違った作りにするために、インストの旋律性を用いて異なる響きにしているのかもしれません。
具体的にはピアノが1番では和音を他のパートと一緒に厚くするような動きだったのに対して、2番ではオブリガードのような動きやメロディをなぞるハモりの動きをして、明確な旋律の顔として現れます。光が流れていくような「どこへ向かうの?」の後に入る電子音の下降系も面白いですね。
「ずっとここにいたいね」のパートは2番ではヴァイオリンの4分音符の刻みが加わり、躍動的ですね。今度のサビは空白なしで、電子音の上昇と共に入ります。
そして2サビからの間奏への突入が凄い。
1サビで同様の動きを見せていたことからコードが解決(専門外なので違ったらごめんなさい)へと向かうと見せかけ、突如別の世界に入ります。
同じ景色を進んでいたら急に視界が変わり、新たな世界へと入った瞬間を意識させられます。それは例えば雲の中を進んでいたら、急にそこを抜けて青空が現れたような、そんな驚きがここにはあります。2番であえて基本的な色のイメージをキープしたのは、この瞬間の大胆な変化のためにも思えます。
楽器自体もあれほど沢山の音が重ねられていたところから、透明な壁でない壁を突き抜けたような低い破裂音と尾を引くような美しいウインドチャイムの中から、
ピアノと今まで使われていない音色のギター、そしてアーティキュレーションが非常に丁寧に作られたストリングスが現れます。白くて澄み渡るような情景が目に浮かびます。
そしてギターのメロディを挟み冒頭のフレーズへと入ります。ギターのパートを挟むことで最初とは逆行して冒頭のパートになるのが面白いですね。
ここでもストリングスの刻みが活躍し、上品に曲の落ちサビ前の盛り上がりを演出し、バスドラムも入ることで心の芯にも響いてきます。
最後のサビということで、今までの音に加えてギターが中心的な役割を果たしています。これで力強さを与えることにより、ここに来てサビが更に進化します。
また、落ちサビでは「MY NEW WORLD」だったのが、
1つ音を抜くことで「NEW WORLD」に変わっていますね。これをきっかけにして、最後のサビが今まで以上に音をキメる作りになっています。
というのもそれまでは「MY NEW WORLD」のあと、「新しい」の「あ」の音が2拍目の裏にあり、2拍目の表はドラムのアクセントになっています。なのでドラムとボーカルを合わせてタタンというようなリズムになり、畳み掛けるように曲はスピード感と力点を得ているように聴こえます。
一方、「NEW WORLD」では、ドラムとボーカルが2拍目の表に同時に入ることで、より強いアクセントに変わっています。
それだけではなく、今までは、
3拍目→my
4拍目→new
1拍目→world
2拍目裏→あ
ということで「新しい」のフレーズに入るまでボーカルに0.5拍の時間が空いていましたが、
最後は
3拍目→new
4拍目→world
1拍目→休符
2拍目→あ
となり次のフレーズまで1拍の時間が空き、裏と表が逆転することで、一瞬の緊張感と解放が生まれ聴き手に更なる高揚感を与えています。
そしてそこから疾走感を失わせないのが、この曲の恐ろしいところです。
これまでの音の置き方で落ちサビの方が0.5ほど時間が多く余りました。それを逆手にとっているのです。
「新しい場所」のフレーズは2サビまで、6つの音の粒で構成されました。
しかし、落ちサビでは1つ音を増やして8分を連続させた7つの粒にしているのです。これにより手数が増えて、曲の疾走感は今までと比べても落ちることがなくラストへ進みます。最大の見せ場を何度も超えてくるのがこの曲なのでしょう。
締めはストリングスとピアノによる終止。最後の1音がこの壮大な曲に美しく幕を引きます。
 

さて、この曲は梨子ちゃんの文脈でもいろいろ考えられますね。
ユメノトビラと同じ、
ピアノ伴奏中心のスローな導入→ギターのメロディー→バンド楽器中心のBメロ→Cメロが転調を伴い→サビへ
という似た構成になっていてます。
彼女が初めて聴いたスクールアイドルの輝き、全てのきっかけであるこの曲は、
やはりスクールアイドルに全てをぶつけんとする彼女にとって特別な想いと共に流れていたのではないかと思います。

しかし、彼女の想いは憧れでは終わりません。
ユメノトビラは導入とサビが同じメロディとなっていますが、WATER BLUE NEW WORLDは別のメロディで書かれています。
しかし「想いよひとつになれ」という自身にとって特別な曲が裏に隠れてこの2つのメロディ繋げることで、関係性を生み出しています。
冒頭とサビを同じメロディで繋いだユメノトビラに対して、
別の曲を用いて冒頭とサビの別のメロディを繋いだ梨子ちゃん。
これが、私だ、Aqoursだ、未来のスクールアイドルだ、と言わんばかりの作曲をしているのです。
伝説のスクールアイドルが未来へ繋いだバトンは、新たなヒカリとなって次世代のスクールアイドルの曲へと昇華します。
(メタ的な話というか現実的な話をすると佐伯さんの発想力どうなっているのか……)

 
 
 
8.WONDERFUL STORIES
 
ギターを中心に様々な電子音を使い、
さらにチューブラベルを用いた始まりがEFFYさんらしい曲です。
こういったクラシックなパーカッションが、曲に格式を与えるのに一役買っているのだと思われます。
ピアノが(印象的なグリッサンドを含めて)入ったり、ストリングスも顔を出したり、更にはティンパニが使われていたりと、ややミュージカル的な音作りが意識されているのかもしれません。お馴染みのグロッケンも使われていますね。
「青い鳥」からのパートでは、EFFYさんの曲ではお馴染みの電子音が顔を出します。このパートは2種類のクラップ音や張りを緩めたようなコンサートバスドラムの音が個人的にとても好みです。まだこんな引き出しあっただなんてズルいです。落ちサビ前と締めはハープですね。珍しい気がします。
 
 
 
・調の話を少し
 
Twitterでもよく話していましたが、
WATER BLUE NEW WORLD、は転調前のサビがAs-dur、転調後はA-dur
WONDERFUL STORIESはAs-durで、落ちサビの転調でA-durと
要所要所で''A''qoursの調が使われてきました。
それに対して、
MY舞☆TONIGHT、はD-dur(サビ)
MIRACLE WAVE、はEs-durと
なっており、これはそれぞれAs-durとA-durの裏コードなのです。
裏コードって何ぞや、という話は話声に詳しい人にお願いするとして、
その名の通り、全く違うようでありながら、共通点を持つゆえに、その調の代わりを果たすこともできる表裏一体の存在の調といえます。
これらの調の関係は、
D-Es→半音のキー
As-A→半音のキー
D-As→裏コード
Es-A→裏コード
Es-As→属調
E-A→属調
となっています。
WATER BLUE NEW WORLDは
B♭-dur(これはE-durの裏コードですが、2期でライブシーンが披露された君のこころは輝いてるかい、こそがE-durの曲です。μ'sがラブライブ決勝大会の場で最後に歌った僕らは今のなかで、もE-durですね)から始まり、
G-dur(今度はMY舞☆TONIGHTのメロディの調、Des-durの裏コードです。また、G-dur自体は想いよひとつになれのメロディの調です。)を挿み、属調のD-durに移ります。
その後はD→Es→As→Aと徐々にキーをあげつつAqoursの曲をなぞっていますが、各調にはそんな関係がありました。
 
※Awaken the powerのサビの調も非常に興味深いです。
ここではFis-dur(=Ges-dur)が使われていて、これは全く同じなのに2つの呼び方がある調なのです。この異名同音調は、全24の調のうちたった4種類しか存在しません。
2つのグループが1つになった、Saint Aqours Snowの曲だからこそに思えてきますね。
この異名同音調長調だともう1つ、Cis-dur(=Des-dur)という調があるのですが、これはMY舞☆TONIGHTのメロディの調です。この曲は1人1人違った私たちが集まってAqoursになる、という曲でしたね。和と洋、1年生と3年生という対比が1つになる場面でもありました。
 
 
 
 
・全てを聴いて思ったこと
 
というわけでAqoursの2期目の物語に関わった曲について一通り取り留めもなく色々と書いてみました。
(OPとEDには触れてなくてごめんなさい…ここで少しだけ……)
おそらくお気付きの方もいらっしゃるかと思いますが、君の瞳を巡る冒険とMY LIST to you!を含めて、
2期の関係曲は全て1番と2番で「時間の流れが違う」といえると思います。
まず多くの曲で、2番のボーカルラインが変化しています。同じフレーズを重ねる回数が増えたり、メロディの終わりの方が変化したりといったものが見られます。
ではそうでない曲はどうなのか、という話になるのですが、2番のサビ前のボーカルが途切れる部分の長さが長くなったり短くなったりしているのです。
この長さの変更の徹底は何を意味するのか、
ここに明確な答えがあるかは分かりません。
しかし私は、どうしてもサンシャイン!!2期で語られた「かけがえのないイマ」を考えてしまいます。
似ている瞬間はあるかもしれないけど、2度と同じ時間は訪れない。みんなと過ごした日々は進んでしまったらもう戻れない。毎日の練習だって、全部が同じだなんてことは絶対にない。それがミライへ向かうということ。かけがえのないこの瞬間・・・
本来は同じになることが多い1番と2番に流れる時間を変えることで、かけがえのないイマは2度はない、だからこそ大切にしなければならないのだ、Aqoursがそう我々に言っているように感じました。